ルチルクォーツ（針入り水晶）　　〜　Rutile Quartz

英名　　　　　Rutile Quartz　

和名　　　　　針入り水晶・金紅石入り水晶　

主な産地　　オーストラリア・ブラジルなど　

成分　　　　　 SiO₂ + TiO₂　

結晶系　　六方晶系　
　　　　　　　　/ 三方晶系 + 正方晶系　

光沢　　石英（クォーツ）　　ガラス光沢　
　　　　　ルチル　金剛光沢〜亜金属光沢

モース硬度　石英（クォーツ）　7.0　　ルチル　6〜6.5　　比重　石英（クォーツ）　2.7　　　ルチル　4.2　

色　　　　　　　 石英（クォーツ）　　無色（紫色、黄色、黒色などもある）　　ルチル　赤褐〜赤など　

分類　　　　　　石英（クォーツ）　　珪酸塩 / サイクロ珪酸塩　　　ルチル　　酸化鉱物　

　ルチルクォーツ（針入り水晶）とは、水晶の成長過程で、針状のルチル（金紅石　きんこうせき）が入り込んだ物を指します。ルチルは、チタン酸化物の一種です。

ルチルクォーツには、様々な色、形の物があります。色の種類は、金・銀・銅・オレンジ・赤・黒・グリーンなどがあり、形の種類は、髪の毛のような細い形状の物から、のしの様な帯状の物などがあります。
のし状になっている太いルチルは、特にタイチン（太針ルチル）と呼ばれれています。

通常、水晶の中に内包されているルチルは、格子状（多重双晶という）になっています。
まれに同一方向に、隙間が見えないくらい、ビッシリとルチルが折り重なっている物もあります。
このような同一方向に折り重なったルチルクォーツに、光を当てると猫の眼のように、縦線が入ることから『キャッツアイルチル』と呼ばれています。

　ルチルクォーツは『金運・仕事運アップ』のパワーストーンとして有名です。

ルチルクォーツのパワーは、自然界で例えると『火』の性質があるといわれ、とても強力なパワーがあるとされています。金運・仕事運の石として有名になりましたが、本来は持ち主の成し遂げたいことを、
サポートという意味合いが正しいようです。

ルチルクォーツのキーワードとしては、『目標達成』がふさわしいかもしれません。

　ルチルクォーツは、太古の昔より中国の歴代皇帝や、エジプトのファラオや、ヨーロッパの貴族層に『繁栄の石』として愛されてきたパワーストーンです。

現在もルチルクォーツは、『金運・仕事運アップの石』として人気があります。
日本でも人気のパワーストーンですが、世界中にネットワークを持つ『華僑（かきょう）』の多くの方も、
ルチルクォーツを身につけておられます。華僑が世界各国の、政治・経済に大きな影響力を持つことが多いのは、ルチルクォーツのパワーを取り入れたからかもしれませんね。

　どの浄化方法でも問題ありません。但し、長時間の日光浴をされると、ルチルの色に変化がある場合がありますので、ご注意下さい。

また水での浄化は、原石のみ適します。ブレスレットやストラップなどのアクセサリーになっている物につきましては、ワイヤーやゴム、その他のパーツの劣化につながりますので、オススメいたしません。

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