この2冊で加越線の廃線当時と廃線後の線路や駅の「今」がわかります
今年(平成24年)は、かつて富山県の石動-庄川間を結んでいた鉄道「加越線」が、全線開通して90年、惜しまれて廃線されてから40年の節目の年にあたります。
この節目の年に、加越線の記録や記憶が風化する前に、2冊の加越線の本が発刊されました。
1冊目は、廃線当時、高校生だった垣内貴裕氏・得永直樹氏が廃線が決まってから「加越線の歴史を記録に残そう」とたった1冊だけ作られた本が『加越線 終末の記』です。
その本を多くの方に加越線の記憶とともに、ご覧いただきたいということで、復刻されました。
この本では、廃線当時の加越線がわかります。
もう1冊は、福島県在住の著者 橋本俊一氏が制作された『加越能鉄道 加越線』です。
橋本氏は、今回の発刊に当たり、石動から庄川の加越線が走っていた沿線を、徒歩で調査し、関係者に直接会って取材を重ね、独自の視点により制作されています。
この本では、廃線当時の加越線と廃線後の線路や駅の「今」が分かりやすく比較されております。
この2冊の本は、加越線の双璧をなす内容となっております。
2冊合わせ読むことにより、加越線の理解が深まります。また地方鉄道の役割や意義を考える上でも、貴重な資料にもなっております。
実際にお読みいただいたお客様の声をお聞きください
加越線の記憶とともに、是非お手元においていただきたい2冊です。
『加越線 終末の記』
著者:垣内貴裕・得永直樹 発行日:昭和48年9月28日
復刻:富山県呉西地区公共交通再生研究会 復刻日:平成24年8月25日
寸法:A4サイズ ページ数:約110ページ
『加越能鉄道 加越線』
著者:橋本俊一 出版社:高樹屋 発売日:2012/9/15 寸法:B5サイズ ページ数:60ページ カラー口絵有 新旧比較写真多数掲載
コメントを残す